【IPO検証結果公表】宝くじより当たりやすいIPO投資をやってみた

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株式投資に「IPO投資」という方法があって、「タダで買える宝くじ」って呼ばれているので、チャレンジしています。
宝くじは買わない僕がなんでIPOにチャレンジしようと思ったのかを解説しています。

ちなみに先に結果をお伝えすると、何度もやっていますがまだ当たっていません。
でも、現在約40社(510口分)エントリーしていますが、1円も損していません
宝くじでは考えられませんが、そこもIPOの魅力の一つです。

これまでの結果は随時こちらで見ることが出来ます。
簡単には当たらなそうなので、長い目で見て結論を出してもらえるとうれしいです。

1.宝くじとIPOの当選確率

1-1.宝くじの当選確率を調べてみた

IPO投資では最小単位の100株購入して当選すると結果的に、10万円以上の利益が出ることが多いので、宝くじも10万円当たる場合の確率を調べてみました。

こちらのページを参考にして、10万円が当たる確率をピックアップしました。

種類当選金額当選確率
バレンタインジャンボ宝くじ4等10万円5,000分の1(0.02%)
バレンタインジャンボミニ3等10万円5,000分の1(0.02%)
ドリームジャンボ宝くじ4等10万円1万分の1(0.01%)
ドリームジャンボミニ5等10万円5,000分の1(0.02%)
サマージャンボ宝くじ4等10万円3万3,333分の1(0.003%)
サマージャンボミニ4等10万円1万分の1(0.01%)
ハロウィンジャンボ宝くじ4等10万円1万分の1(0.01%)
ハロウィンジャンボミニ3等10万円5,000分の1(0.02%)
年末ジャンボ宝くじ4等10万円5,000分の1(0.02%)
年末ジャンボミニ4等10万円3,333分の1(0.03%)
第400回レインボーくじ2等10万円10万分の1(0.001%)
ミニロト約15万円3万3,982分の1(0.003%)
ナンバーズ3約9万円1,000分の1(0.1%)

宝くじで10万円を当てる確率は0.02%が多そうなので、5,000枚買えば1回当たりそうです。
一番確率が高かったのが「ナンバーズ3」で、0.1%(1000枚買って1回当たる)でした。

ところで還元率ってご存じですか?

還元率とは、「賭けたお金に対して、払い戻しとして還元される割合」です。
例えば還元率が80%だったら、みんなから集めたお金が100万円だとしたら、80万円が当選総額で、残りの20万円は運営や税金などで使うから戻ってきませんよー、ってことです。
なので賭けた時点で負けが決まっていると言えるのかもしれません。

こちらがそれぞれの公営ギャンブルの還元率です。

種類還元率管轄庁
パチンコ・パチスロ85%前後警察庁
地方競馬75%前後農林水産省
競輪75%前後経済産業省
オートレース75%前後経済産業省
ボートレース(競艇)75%前後国土交通省
サッカーくじ(toto)50%前後文部科学省
宝くじ46%前後総務省

宝くじのホームページを見るとは集めたお金の約40%が「公共事業」や「社会貢献広報」に使われています。
宝くじを買うってことは約半分を募金しているつもりで購入した方がよさそうです。
お金を増やそうと思って買うなら、宝くじを買うよりパチンコ・パチスロがおススメ!という結論になりました。

1-2.IPOの当選確率は?

では、IPOの当選確率はどのくらいなんでしょう?
公表されているものがないので明確なことは言えませんが、色々なサイトを見てみると小型案件、大型案件によって違いがあるものの、全体で0.5~3%程度のようです。
※5月6日現在、63社にエントリーして、510口分に応募しましたが補欠当選は数回あったものの、まだ当選していません。詳しい表はこちらをご覧ください。

宝くじで10万円当てる確率が0.02%でしたので、25~150倍の計算になります。
ということでIPOにチャレンジしてみようと思いました。

2.そもそもIPOって何?

2-1.IPOとは

IPOとは何かというと、IPOの情報でいつも参考にしているサイト「やさしいIPO株のはじめ方」に分かりやすく説明がありましたので、こちらを引用しました。

IPOとは、Initial Public Offeringの略語で、日本語では「新規公開株」や「新規上場株式」と表します。具体的には、株を投資家に売り出して、証券取引所に上場し、誰でも株取引ができるようにすることをIPOといいます。

そして、IPO株投資とは、新規上場するときに投資家に配られる“株を買う権利”を抽選で手に入れ、上場日のはじめに付く株価(初値〔はつね〕)で株を売ることで利益を出すことです。もっとかんたんに言えば、「上場する前に株を手に入れて、上場日に売る」という作業。たったこれだけで利益が出る投資法です。(得体のしれない“未公開株詐欺”とは違って、信用のある証券会社から公正な抽選によって手に入れます)

やさしいIPO株のはじめ方より

やさしいIPO株のはじめ方」は、抽選応募する銘柄を決めるときにとっても役立つサイトですよ

IPOの当選確率(0.5~3%程度)はかなり低いので、上場日にはじめに値が付く段階(初値)で抽選で購入できた値段より高くなる確率が高いんです。しかも、数10%や倍以上もざらにあることなので、当選したら数十万円は儲かることが多いです。

でも初値が購入価格より下がることってあるんじゃないの?

そうなんです!
なのでどの銘柄の抽選に応募するかも超重要です。
そんな時は、「やさしいIPO株のはじめ方」のサイトで、銘柄ごとにランク付けがされていますので、僕はCランク以上の抽選に応募しています。
※ただし、Cランクでも当選本数が多かったり、成長性の低い会社や業種などは初値が上がりにくいので、そこは自分なりに見極めて応募する銘柄を選んでいます。

株で800万円マイナスになって学んだことですが、株は購入しなけらば負けることはありません。上がったらいいな、という願望が入った銘柄は買わない方が良いです。

A~Bランクは、当選確率はぐっと低くなりますが負けることはないので、要領を得るまではA~Bランクを狙うのがおススメです。

2-2.IPOのメリット・デメリット

IPOの概要を話してきましたが、良いところもあれば悪い所もあります。
メリットデメリットをまとめてみました。

メリット① 抽選にはずれてもお金がかからない

IPOをはじめるには、まず証券会社に口座を開設します。そして抽選で購入したい総額以上を証券口座に入金すると、抽選に応募することが出来ます。
抽選にはずれても入金した口座のお金が減るわけではありませんので、当たるまで何度でも挑戦できますね!
※証券会社によっては、口座にお金が無くても抽選に参加できて、当選後に入金すればいい証券会社もあります。資金に余裕のない人や、口座に入金するのが怖いなって人はそちらの証券会社に口座をつくるのもおすすめです。記事の最後の「おすすめ証券会社」で紹介しています。

メリット② 取引手数料が無料

メリット①ではずれてもお金がかからないと言いましたが、IPOでは当選して新株を購入する手数料も無料です。一般的な株は買う時、売る時に手数料がかかりますが、IPOでは買う時の手数料もかからないこともメリットです。
※売る時は手数料がかかります。(証券会社によって違いますが、数百円程度です)

メリット③ 年間で80回近くチャンスがある

1年のうちにIPO(新規上場)企業は、
2020年 → 93社
2019年 → 86社
2020年はCランク以上を狙っても、80社のIPOに参加できました。
当選確率を2%で計算すると1.6社なので、1年間応募し続ければ1社くらいは当選する計算です。

口座開設は面倒かもしれませんが口座を開設してしまえば、1回応募するのに5分もかかりません。
それで10万円以上の儲けがでるとしたらやってみる価値はあるのではないでしょうか。

では、次からはデメリットです。
いい所だけを見るのではなく、悪い所も頭に入れて検討してみてください。

わたしは良い所や「こうなったらいいな」という願望ばかりに比重を置いて、800万円損失をだしました。
※損失は通常の株式投資で、IPOでは損失を出していません。

デメリット① なかなか当選しない

メリット③の裏返しです。1年間抽選を続けても1回しか、または1回も当選しないこともある程の低い当選確率です。

ただ、当選確率を上げる方法も存在します。その方法はこの後に紹介しています。

デメリット② 公募割れで損失を出してしまうこともある

公募価格が初値よりも下回ってしまうリスクがあります。
2020年 → 93社中13社が公募割れ(約14%)
2019年 → 86社中12社が公募割れ(約14%)
約14%は少なくない数字だと思います。ただ、先ほど紹介した「やさしいIPO株のはじめ方」のCランクの一部やDランクの会社がほとんどです。
抽選応募する際に「やさしいIPO株のはじめ方」をチェックすれば、公募割れリスクはかなり防げると思います。

デメリット③ 証券会社に口座を作るのは面倒

証券会社に口座を開設するためには、マイナンバーカードや身分証明書の提示などが必要ですし、申し込んでから1日~2週間程度かかって面倒に感じるかもしれません。

ただ、今ではほとんどネットでの入力や提示資料の画像送信で済んでしまいますので、スマホでも口座開設が可能です。
やってみると「たったこれだけ?」と拍子抜けしてしまうかもしれないほど簡単ですよ。

あとは「証券会社名 口座開設 キャンペーン」などと検索してみてください。
口座開設と入金や1回の取引だけで数千円のポイント付与キャンペーンがあったりします。
証券口座を数社開設するだけで数万円は稼げてしまいますよ。

デメリット④ 資金が必要

抽選に応募するためには、購入する分の資金を口座に入金しておく必要があります。
例えば、
・公募価格500円×100株=50,000円
・公募価格3,000円×100株=300,000円
ほとんどの株式は100株単位での購入ですので、数万円から数十万円を事前に証券口座に入金しておく必要があります。

※証券会社によっては、口座にお金が無くても抽選に参加できて、当選後に入金すればいい証券会社もあります。資金に余裕のない人や、口座に入金するのが怖いなって人はそちらの証券会社に口座をつくるのもおすすめです。記事の最後の「おすすめ証券会社」で紹介しています。

でも数十万円も用意できないよ!

という方には、SBIネオモバイル証券のネオモバに「ひとかぶIPO」というサービスがあります。
こちらは1株からIPOに抽選参加できますし、「若年優遇」という20~30代は当選しやすくなる優遇サービスもあるため、投資資金が少ない若い方にもおすすめです。

いかがでしたでしょうか。
僕の考えでは、「1回5分程度の短時間だけど面倒な作業をコツコツ続けると、年間数十万円は儲かりそう」といった投資方法です。
それに費やす自分の時間とその見返り(お金)を天秤にかけて判断してみてください。

次は、

せっかく時間をかけるなら、効率よく当選確率を上げたいですよね!

僕がやっている当選確率を上げる方法をご紹介します。

3.IPOの当選確率を上げるには

3-1.当選確率を上げる7つの方法

ここで紹介する以外にも様々な方法はありますが、余り面倒にならずに、のめりこみすぎない範囲で実践している方法です。

当選確率を上げる方法① たくさんの証券会社から応募する

IPO株はそれぞれの証券会社ごとに割り当てが株数があるので、たくさんの証券会社から抽選応募すれば、単純に抽選回数が多くなって当選確率が上がります

当選確率を上げる方法② 主幹事が多い証券会社から応募する

例えば、2020年12月17日に上場した「かっこ株式会社」。
公募価格が2,020円に対して、初値は7,890円で、プラス5,870円も上昇しました。

こちらがその時の幹事になった証券会社のリストです。

証券会社完全抽選本数(予想)
SBI証券1,124枚
マネックス証券25枚
楽天証券25枚
松井証券17枚
SMBC証券6枚
(上位5社を抜粋)

主幹事となったSBI証券の当選本数が突出していて、その他の証券会社から応募しても当たる気がしません。

IPO毎に、主幹事や当選本数の多い証券会社から応募することで当選確率は上がります。

「主幹事が多い証券会社から応募する」おすすめの証券会社は、SBI証券です。

当選確率を上げる方法③ 平等抽選の証券会社から応募する

IPOの抽選方法は証券会社によって3つの種類があります。

【①平等抽選方法】
証券口座1つにつき1票が与えられる「1人1票」の抽選方法。
投資資金が多くても少なくても1人1票が変わらないので、とっても平等な抽選方法です。

【②口数比例方式】
1口につき1票与えられるので、投資資金の多い人はたくさんの票で抽選できる。
お金持ちに有利な抽選方法。

【③ステージ制(個人優遇)】
口座の残高やこれまで株式投資で売買した量によって、当選確率が変わる方法。
こちらも、お金持ちに有利な抽選方法。

【①平等抽選方法】の証券会社から応募すれば、100株購入する人も、1,000株購入する人も、同じ当選確率なので、誰もが平等なので投資資金の大小に関わらず「運」があれば当選するチャンスがあります!

裏を返せば、【②口数比例方式】や【③ステージ制(個人優遇)】の抽選方式の証券会社は、投資資金の少ない人には不利とも言えます。

「平等抽選の証券会社から応募する」おすすめの証券会社は、マネックス証券岡三オンライン証券です。

当選確率を上げる方法④ 前受け金不要の証券会社から応募する

一般的にIPOに応募するためには、購入したい株分のお金を事前に証券口座に入金してから、抽選応募が可能になります。
なので、「当選確率を上げる方法① たくさんの証券会社から応募する」を実践するためには、何口も応募するための資金がないと実践できない方法でした。

でも、証券会社の中には、抽選資金を入金しなくても応募できる証券会社もあります
当選したら入金しなければなりませんが、多くの資金が無くても応募数を増やして、当選確率を上げることが出来る方法です。

「前受け金不要の証券会社から応募する」おすすめの証券会社は、岡三オンライン証券です。

当選確率を上げる方法⑤ 口座開設の少ない証券会社から応募する

下の表は口座開設数が多い順に証券会社を並べています。
※IPO株を店頭配分している証券会社は省いています。
SBI証券から応募する場合、512万人がライバルですが、岡三オンライン証券から応募すると27万人がライバルです。その差は約19倍!
SBI証券の方がIPO取扱数が多いため、抽選する回数が増えたり、主幹事として当選本数が多かったりと、一概に比べられるものではありませんが、岡三オンライン証券の当選本数が多い時に応募すれば当選確率は確実に上がるときもあることは事実です。

証券会社口座開設数IPO取扱数
SBI証券512万口座85社
楽天証券500万口座38社
マネックス証券191万口座50社
松井証券130万口座18社
auカブコム証券112万口座19社
GMOクリック証券46万口座1社
岡三オンライン証券27万口座39社

口座開設数が少ない証券会社は他にもありますが、IPO取扱数もそれなりにある証券会社じゃないと意味がありません。

「口座開設の少ない証券会社から応募する」おすすめの証券会社は、マネックス証券岡三オンライン証券です。

当選確率を上げる方法⑥ SBI証券のチャレンジポイントを使う

SBI証券には「チャレンジポイント」という独自のルールがあり、抽選にはずれると1pt付与され、チャレンジポイントが貯まると当選に有利になります。
数年間コツコツと続けなけらばなりませんが、必ず当たるルールですので必見です!

チャレンジポイントを説明する前に、SBI証券の抽選ルールを説明します。
SBI証券のネット抽選では70%を抽選で、30%をポイントで割り当てるルールがあります。

【抽選枠(70%)】
「口数比例方式」で、1口につき1票与えられるので、投資資金の多い人はたくさんの票で抽選できる。お金持ちに有利な抽選方法。

【ポイント枠(30%)】
IPOチャレンジポイントの多い順に当選者を決める。コツコツ応募した人が報われる方法

チャレンジポイントは抽選ではなく、ポイントをたくさん持っている人が当選するシステムです。コツコツポイントを貯めて、当選を狙いましょう!

何ポイントくらい貯めれば当選するの?

と、気になりませんでしたか?
SBI証券からは公表されていませんが、こんな基準のようです。

  • Sランク:300~500ポイント
  • Aランク:250~400ポイント
  • Bランク:200~300ポイント

SBI証券では1年間で約80社の幹事になっていますから、3~5年くらいコツコツとチャレンジポイントを貯め続ければ、必ず当選できるシステムです。
チャレンジポイントを使ってはずれてしまっても、ポイントは戻ってくるのもうれしいポイントです。

「コツコツ継続できる人」は、SBI証券がおすすめです。

当選確率を上げる方法⑦ 購入株数を増やして応募する

先ほどSBI証券ではネット抽選の70%は「口数比例方式」と書きました。
購入株数を増やして応募すれば、当選確率がアップします。

  • 100株購入で応募する → 抽選 1回
  • 1,000株購入で応募する → 抽選10回

資金に余裕があったら、多くの株数で応募してみましょう。

3-2.おすすめの証券会社まとめ

「当選確率を上げる7つの方法」からおすすめの証券会社をまとめました。

おすすめ証券会社口座開設数IPO取扱数メリット
SBI証券512万口座85社主幹事が多い証券会社
コツコツが報われるチャレンジポイント
購入株数を増やして応募口数アップ
マネックス証券191万口座50社平等抽選の抽選方式
口座開設数が少ない(わりにIPO取扱数が多い)
岡三オンライン証券27万口座39社平等抽選の抽選方式
前受け金不要
口座開設数が少ない(わりにIPO取扱数が多い)

せっかくIPO投資にチャレンジするなら、少しでも効率よくチャレンジしてみてください。

僕の成績は10カ月前からはじめて49社目にして初めて100株当選しました。
1/49で当選確率は約2%です。
これからも続けていきますので、こちらで随時結果を報告していますので、一緒にがんばりましょう!