クレアール 簿記3級を申し込む前に読んでおきたい口コミ・批評

お金

※このページは2021年5月9日に更新されました。

簿記を勉強しようと思うけど「クレアール」ってどうなの?

クレアール簿記検定の講座に申し込もうか検討している方に、クレアール簿記検定ではどのような教材で、どんな勉強ができるかを紹介します。

そんな僕は2021年2月26日に「2021年6月3級・11月2級目標講義パックWeb通信」を申し込みました。
教材が届いて勉強をはじめて約3週間で良かったこと、想定外だったことがわかってきました。

ちなみに僕が簿記をやってみようと思ったきっかけは「リベ大」のブログやYoutubeを見たことがきっかけです。

この動画では「クレアール」を勧めていますが、さすがに全てを信じているわけではありません。
自分で比較検討してみるともっと安いところもあって、一度はそちらの講座に申し込みをしようと思っていました。
まずは最終的に「なんでクレアール簿記検定に申し込んだのか?」をお伝えしたいと思います。

なんでクレアールの簿記検定にしたの?

簿記検定のスクールを選ぶにあたってまず考えたことは、

「通信」と「通学」のどちらにするか?

「通信」と「通学」の比較

下のように「通信」と「通学」でそれぞれ3校ずつピックアップしました。

【自宅で好きな時に学べる「通信」】
フォーサイトクレアールスタディング
→価格はコースによってだが、2~5万円程度

【リアルタイムで授業に出る「通学」】
資格の学校TAC資格の大原資格スクール大栄
→価格はコースによってだが、8~10万円程度(割引適用で7万円程度の講座もあります)

※価格は2・3級パックのコースを基準にしています。

「通信」と「通学」の比較では、好きな時にオンデマンド授業で独学感覚で学べれば十分だったので、「通信」を選びました。
「通学」にもライブ配信がありましたが、「リアルタイムでの臨場感ある授業」に個人的には魅力を感じませんでしたし、さすがに8万円前後を出費する気にはなれませんでした。

差額で3~5万あったら他の事に使いたい!

「通信」の3校で比較

次は「通信」の3校(フォーサイト、クレアール、スタディング)を比較して一覧にしました。

「3級・2級がパックになったコース」で比較しています。価格は2021年3月26日現在の表記です。
フォーサイトクレアールスタディング
動画講座
収録時間
3級:約11時間
2級:約27時間
(マルチデバイス対応)
3級:約44時間
2級:約62時間
(マルチデバイス対応)
3級:約8時間
2級:約16時間
(マルチデバイス対応)
ライブ講座eライブスタディ
(未加入でも視聴可能)
テキストテキスト(カラー)・テキスト(白黒)
・講義ノート
WEBテキスト
(カラー)
問題集・テスト・問題集
・模擬試験(1回分)
・問題集
・過去問題集(6回分)
・直前答練(3回分)
・公開模試(1回分)
・オンライン問題集
・実戦力UPテスト
・検定対策模試
サポート(質問)メールメール・電話・Skype・
FAX・郵便
保証制度1年間受講延長制度
合格祝い金Amazonギフト券Amazonギフト券
割引価格40,110円
(3/29まで)
33,000円
(3/31まで)
一般価格56,170円50,000円21,978円
講義サンプルこちらからこちらからこちらから
(無料登録が必要)
資料請求こちらからこちらから無料お試し
(無料登録が必要)
※価格は税込表示で、送料も含んだトータル価格です。 ※送料は東京着で計算しています。

ここからは3校を比べてみた個人的な感想を書いていきます。

フォーサイトの感想

動画講座は今っぽく、テキストもカラーでキレイ、全体的なデザインが洗練されていて、しっかりした学校の印象を受けました。
ただし、問題集が少なかったり、検定試験前の対策も乏しく感じます。
こちらのサイトに2・3級に合格するトータル時間は250~350時間と書いてあります。
動画講座の時間(38時間)が約300時間の15%にも及びませんので、動画講座や問題集だけやったのでは足りないのではと疑問に感じました。

クレアールの感想

動画講座の時間、テキスト・問題集の分量、サポート体制、どれも他の学校を大きく引き離して充実しています。
この講座で用意されている教材を終わらせるだけで検定合格目安の時間に達してしまいそうです。
「この講座だけ勉強すればいいんだ!」と勉強だけに集中したい人におススメです。
価格もこれだけの内容があれば納得かなと思いました。簿記にこれ以外の出費は必要ありません。
デメリットを上げれば、ホームページや動画、テキスト(白黒)など、どれもデザインは古臭い印象です。「そんなことよりウチは内容だ!」といった潔さも魅力的に感じました。

スタディングの感想

動画講座がダウンロードしてオフラインで視聴できたり、テキストはPDF、ノートの編集やスケジュールまで全てオンラインで完結できます。スマホ一台で完結できます!
これなら荷物も少なく、電車の中やちょっとした空き時間、いつでもどこでもスキマ時間に勉強できます。
色々なものをそぎ落とし、最安価格になっています。
がっ!
クレアールで3週間勉強して感じたのですが、動画講座ではわかったつもりでも復習するとすっかり忘れていますし、体系的なことも復習して初めて理解できました。
こちらは問題の解答もオンラインで出来ますが、実際の検定では筆記試験です。
体系的に簿記の全体像を掴みたいとすればこのサービスで構わないかもしれませんが、仕事の実務として学びたい人、簿記検定を受ける人には難しいのかなと感じました。
簿記の勉強をしたことがあって、改めて学び直したいとかには良いのかもしれません。

実は当初は「スタディング」に入ろうかと思っていたんです。
でもそれぞれのサイトを比較検討してみると目の前の最安値より、「クレアール」の「講座や資料の充実度」が見えてきました。

簿記のスクール選びは「安さ」や「手軽さ」ではなく、「正しく学べるか」「将来的に使えるようになるか」が大事だと考えなおしました。

こうして「クレアール」に申し込むことにしました。
そうそう、申し込みを決める前に「クレアール」に電話で問合せしたのですが、とても親切に教えてもらえました。
土日でも電話対応があって、そこも「クレアール」を選んだポイントです。

補足:2級と3級の違いって?

申込み前に「クレアール」に問い合わせた内容は、

2級と3級って何が違うのですか?
どんなことが出来るようになるのですか?

ということでしたので、その時教えてもらったことを簡単にまとめます。

【3級】
個人商店の簿記ができるようになる「社会人なら身に着けておきたい会計の基礎知識」が身に付く。
勉強内容は商業簿記で、簿記3級が合格できる目安は100時間程度。
合格率は40%前後。

【2級】
株式会社の簿記ができるようになり、経営状態も理解できる「就職・転職に有利な資格」が身に付く。上場企業の決算書など理解できるようになるから株式投資などにも役立つ。
勉強内容は商業簿記、工業簿記で、簿記2級が合格できる目安は200時間程度。
合格率は15%前後。

3級は実務では使えないけど知っていると人生に役に立つ会計の基礎知識で、
2級は履歴書にもかけ就職にも有利になる資格みたいな感じでしょうか。
僕は株式投資にも役立つと聞いて、2級まで勉強しようと「3級・2級目標講義パックWeb通信」に申し込みました。

クレアール 簿記3級を約3週間勉強してみた感想

やっと本題の「クレアール 簿記3級」を勉強して分かったことです。
まずはどんな教材を使うのかを紹介します。

クレアール参考書一式紹介

左上:テキストブック、右上:講座ノート(スライド資料)
左下:問題集、右下:過去問題集(過去6回分)

上の画像はクレアールがオリジナルで製作している簿記3級のテキストや問題集で、簿記2級になると商業簿記と工業簿記に分かれて各2冊ずつ、合計8冊あります。
では、それぞれの使い方を説明します。

左上:テキストブック

動画講座と連動された内容になっていますが、実は動画講座を見ながらはあまり使いません。
というのも動画講座では「講座ノート」に掲載されているスライドを使って動画講座は進められていきます。
「テキストブック」の使い方としては、動画講座が終わった後の復習用に使っています。
動画講座で解説された内容が改めて掲載されているのが「テキストブック」です。

右上:講座ノート

こちらの動画講座で講師が板書して使っているスライドを一冊にまとめたものが「講座ノート」です。

講師がテキストよりも、より実用的に作ったスライドで、動画講座を見ながら講師の言ったことをメモしたり、一番使うノートです。
「講座ノート」では白黒印刷になってまとめられていますので、「カラーが良い!」という方は、PDFデータを自分でプリントアウトして使うこともできます。

左下:問題集

「テキストブック」と連動していて、動画講座を復習する時に使います。
動画講座では「テキストブック」の例題を解きながら進めますので、復習する時は「問題集」の新しい問題を解くことでさらに学んだことが身に付きます。

過去問題集(過去6回分)

全ての動画講座を習得してから使う「過去問題集」です。
まだはじめて3週間の僕は使ったことがありません。

その他

上記の他に試験3週間前になると、「3級直前答練(3回)」と「模擬試験(1回)」が閲覧資料に追加されるそうです。※オプションを選んだ人は印刷物が送られてくるそうです。

全ての教材はWEB上の「マイページ」にも収録されているため、テキストなどは持ち運ばなくてもWEB上で閲覧することもできます。

動画講義について1単元30~40分程度で、3級では57単元あります。2級は商業簿記が61単元、工業簿記が30単元です。
動画は再生速度を選択(0.5倍、1倍、1.25倍、1.5倍、1.75倍、2倍)できて、僕は1.25倍で再生していて、理解が難しいところはもう一度1倍にもどして視聴しています。

補足:電卓

簿記の勉強を進めるにあたって電卓が必須となります。
この4つの機能を満たすものがおススメだそうです。

  1. 12桁表示
  2. メモリー機能
  3. 早打ち対応(キーロールオーバー機能)
  4. √(ルート)キー付き

僕はこの条件を満たしたこちらの電卓を購入しました。

Amazonで評判良さそうだったから
シャープ 実務電卓 ナイスサイズタイプ EL-N942X

勉強の流れ

僕の勉強のやり方です。
クレアール 簿記3級の講座は3~5単元程度を1章として、15章に分かれて構成されています。
まずは動画講座と「講座ノート」を使って1日1単元ごと(40分程度)を勉強し、3単元程度で1章が終わったら「テキストブック」「問題集」をつかって1章を復習するようにしています。
動画講座は1単元30~40分程度なのですが、その1単元を復習しようとすると1時間くらいかかっています。

はじめる前は、約3か月で簿記3級・簿記2級を同時に学んで試験に臨もうと思っていましたが、かなりあまい考えでした。
今は、3か月後に3級、さらに3か月後に簿記2級を目標に勉強を進めています。

僕は今のところ1日1時間程度勉強しています。
僕のようにあまり勉強時間が取れない方は「簿記3級・2級パック」を申し込む場合は、簿記3級と簿記2級の試験時期をずらして受けられるコースがあるので、そちらを申し込むことをおススメします。
3ヵ月で300時間の勉強時間(1日3~4時間)は取れませんでした。

簿記検定の勉強を始める時期

簿記の勉強を始めるなら最適な時期なんてあるの?

実はあって、2月・6月・11月です。
理由は2つ、

簿記の勉強を2月・6月・11月に始めた方がいい理由
  1. 試験までの勉強時間が確保できる
  2. 講座の割引キャンペーンが行われる

それぞれ説明しますね。

簿記検定試験までの勉強時間が確保できる

2月・6月・11月は、簿記2級と簿記3級の試験がある月なんです。
だから次の試験まで4~6か月も余裕があります!

【2月・11月に始めた場合】次の試験まで4カ月(1日1時間の勉強でも120時間)
【6月に始めた場合】次の試験まで6カ月(1日1時間の勉強でも180時間)

これを読んでいる方はお仕事をしている方が多いの思います。
これならお仕事をしながらでも余裕をもって進められそうです。

講座の割引キャンペーンが行われる

試験の直前は講座に申し込む人は少ないと思います。
スクールも申し込みが少ない時は割引してでも生徒が欲しい!
なので試験前後には割引キャンペーンが行われているようです。

「クレアール」では、
【2月割引】50,000円32,500円(税込)
【3月割引】50,000円33,000円(税込)
でした。
※価格は2021年3月26日現在に確認した表記です。

そうは言っても、思い立った時がはじめるときだと思います。

個人的に「クレアール簿記検定」はおススメできるスクールだと思います。
クレアール簿記検定に興味を持ったらまずは資料請求してみましょう。